こんにちは。アキラです。
今回は、エリザベス女王のNFTが登場し、NFT業界の欲深さが露呈した話について解説していきます。
※ アキラのメルマガでは、NFTに関する考察を日々行っています。「NFTリテラシーを効率よく高めたい」「時間短縮で知識を吸収したい」人に向けて書いています。
前置き
今回はニュース記事を見て、今のNFT業界に通ずる部分があると感じたので、紹介していきます。
今回は、こちらのニュースをもとに執筆しています。
エリザベス女王が9月8日亡くなりました。
その直後から、エリザベス女王に関する40以上のミームコインに、数百にも昇るNFTが量産されました。
この様子が、「NFTは詐欺」「NFTは金儲けのツールに過ぎない」
というような誤解を生んでしまう元凶なのだと、僕は感じました。
たびたび98%のNFTプロジェクトは不毛だと主張していますが、
ただ一時期の流行に合わせて、投機目的のみの顧客を手のひらで踊らせているNFTプロジェクトにはかなり腹が立ちつつ、心底がっかりします。
NFTという形を変えたトークンの代わりに資金を調達し、その資金の中で投資側がお金を奪いあう。
運営は買ってもらえれば儲かるので、あとはロイヤリティ収入を加速させるためのイベントやマーケティング施策を打つわけですよね。
トークンの一番すごいところは、何もない所から信頼を直接資金調達に変えられること。ある種のクラファンに近いですね。
ポイントで考えてみましょう。
ポイントを運営が発行する場合、そのポイントと同額の金銭を用意する必要があります。
しかし、トークンであれば、何もない所から、価値があるように見せることさえできれば、価格が上昇していく訳ですね。
この特性を利用し、実質的になんの社会的価値も生み出していない、投資側のお金の奪いあいと運営側の金もうけが不毛に連続的に起こるわけです。
今回の事例はその最たる例かと。
エリザベス女王のNFT製作者は、エリザベス死後のニュースが発表されるタイミングでかなりのNFTを用意していました。
話題になることを承知で、NFTをニュース前から制作していたことが分かります。
一時的な流行に乗って、お金を儲けたい運営と投資家を集める予定だったようですね。
実際
実際、こちらの「RIP QUEEN ELIZABETH II | MINT LIVE」というプロジェクトは、約0.5ETHを記録しています。
正直、大失敗に終わっていますが、それでも買う人もいたようですね。
NFTは微妙でしたが、ミームコインはものすごかったようで、
多くの新規トークンが過去24時間にBNBスマートチェーン(BSC)やイーサリアム上の分散型取引所でローンチされました。
特に「エリザベストークン」は、270万ドル相当(日本円で約3億8000万円)の取引が12時間で行われたようです。
流行らないものが最強
結局のところ、素晴らしいサービスというものは不変に残り続けます。
一時期のタピオカブームがありましたが、あの時経営していた店はほぼ消えました。
なぜユニクロが最強なのか?
なぜみんなNikeのスニーカーを履くのか?
なぜappleの製品をみんな使い続けるのか?
本当に価値のあるものは流行りません。不変に残り続けるサービスが最強なのです。
まだまだ日本のNFT市場はあまりに小さく、お話になりません。
NFTでしかできないことは何なのか?という点をより深く考えて、プロダクトをつくっていくべきだし、サービスを受ける側(NFTを購入する側)も本質的な価値は何なのか?をもっと問うべきなのです。
今回の事例はNFT業界のお金儲けへの欲深さが顕在化した分かりやすい例だと感じます。
現状、このメルマガを読んでいたり、NFT業界に存在する人はイノベーター側にいます。(かなりの早期参入者です)
この市場を本気で盛り上げて、圧勝したいのであれば、起業をするにしても、ブログをやるにしても、上記を常に意識し続ける必要があるでしょう。
本日は以上です。ありがとうございました。
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